
60歳 男性
『新築 およそ3000万円・35年ローン』
マンションを購入する前の悩み
アパートの2階に住んでいました。
川沿いなので台風のたびに暴風に脅かされました。
雨戸がなく、軽量サッシの窓が撓んでいる状態を見るのが恐ろしく、窓へは近づけなかったです「窓が吹っ飛んだら、家族みんなで車へ避難するぞー」。
駐車場は遠く、近所の道路や廃材置き場に車を止めていました。
階段が急で子供が2階から転がり落ちたこともありました「今すごい落ち方をしましたよ…郵便屋さん」。
水道の水圧が弱く、風呂やトイレの貯水時間には悩まされていました。
下水も通っておらず、浄化槽の保守管理もされていなかったので、排水の流れの悪さも常に悪かったです。
鉄の階段を上り下りする音がやかましく、赤ん坊の寝つきには良くなかったです「やめてー今寝ついたところなのに」。
購入を決めたきっかけ
上の子供の小学校を考え、意中の学校校区ととマンションの売り出しが一致したので購入を決めました「ナイスタイミング」。
家賃を考えると、当時の住宅公庫は底金利といわれていたので即決をしました。
担当者からの情報でマンションの場所が今後開発が進む地域の中にあり、将来的な利便性を考えました「今は閑散としていますが凄ーく便利になりますよ!」「本当かなー、そうなればうれしいね」。
また、大きい幹線道路から30m位離れていたので交通音も少ないと予測しました「絶対にいい感じだ」。
こだわりや注意したポイント
場所は、子供が2人とも幼児だったので、小学校・中学校の通学路と距離を考えました「ここなら安心だね」。
周囲は会社と住宅が少しある位で閑静であり、大通りの反対側が田畑で今後開発が進むこともマンション業者のセールス情報にありました。
騒音は比較的ないこと、利便性がよくなることが予想されたのも立地環境のメリットと考えました。
阪神淡路大震災の3年後だったので、耐震の内容を詳しく学ぶことができました「よく勉強したなあ、確認もした」。
東角が空いていたので、日照時間を考慮して決めました「最後の東角、ラッキー」。
子供たちの成長に合わせて各部屋を確保するため4LDKにし、玄関より子供部屋2室、奥の南側へ2室とリビングの配置でした。
奥の2室は和室で収納もあったので子供部屋にはできなかったのですが、すべて洋室(4室)であったなら子供部屋にしていました「改装は頭にも財布にも無かったなあ」。
広さ手狭さは感じませんでした。
総面積100㎡で3,000万円以内は当時高値とは感じませんでした「買ってよかったな」。
マンションを選んだのではなく、住居を思案中に売り込みに来たのでタイミングが良かったのです。
戸建ては考えていませんでした。
マンションの担当者と話を進めながら、違う地域の新築マンション売り出しの見学会にも2社いって、比較をしました「なんかはっきりしないなあ」。
マンションの営業担当者、モデルルーム、内装、平面配置図等で機能性や、その会社のイメージ・雰囲気も判断材料にしました「折衝時の気持ちのあり方は大事だなあ」。
住み始めて生活が劇的に良くなったこと
広くて、静か「本当にここで住んでいいのか」。
「あっここも雨戸がない!でもこの窓は物が違うぞー、暴風でも音を感じない、揺れない窓だー」。
しかし後に生活音は気になりだし始めました「少々の音はしかたがないか、お互い気をつけようね」。
高級感のあるエントランスの雰囲気、周囲の植栽、エレベーターの利便性は感動しました「高級か?高級だー」。
セキュリティがしっかりしているので、つい自宅のカギをかけ忘れることが当初はありました「新築マンションあるある」。
リビングでボール遊びができたので親子ともども楽しかったです。
東角なのでベランダが3つあり、開放的でした。
当然日当たりもよくリビングは夏は風が南から北へ抜け涼しく、冬は日差しが温かく特に環境が良かったです「本当にサイコー」。
マンションの購入を検討中の方へ
場所、間取りと金額も大事ですが、担当者の誠実さが大きな決断材料にもなります。
他者と比較して、親身になってくれる雰囲気の差がわかりました。
住み始めても不満点は担当者の契約までの熱意や人柄によって妥協点へと変わります「このマンションを紹介してくれてありがとうございました」。
また、マンションに住み続けるためには管理業者がしっかりとしていて、フォローをしてくれること、マンションの管理組合が管理業者とともに信頼関係がとれていることも大事です。
住人の直接の苦情のやり取りが無い仕組みのある管理業者体制は必要です「隣近所感は戸建てよりないかなあ、でも気持ちよく住みたいからね」。