
48歳 女性
『新築 およそ3900万円・25年ローン』
購入後に後悔した点は
『周辺環境・立地』
建売・ 一軒家を購入する前の悩み
「一戸建てに憧れていた私」1年~2年ごとに日本全国及び外国を転々とする転勤族と結婚したことで、結婚してからはずっと社宅住まいでした。
そのほとんどがマンション様の社宅でした。
朝の急いでいる時間帯はどの家庭も急いでいるので、上から降りてくるエレベータは満員でスルーしていき、結局3階に住む私は階段を利用していました。
会合も頻繁にあり、防災、草むしりなど、休みの日を犠牲にしており、かなりストレスがたまっていました。
一戸建てを夢見ることは、自然な成り行きでした。
購入を決めたきっかけ
「営業マンに感謝!」マンション様社宅では、1階に管理人さんがいるのですが、会社が雇っているので、通常のマンションのそれと違い17時に仕事が終わる雇用形態でした。
なので、100世帯以上が入る大きな社宅では、朝になると100台くらいの自転車がごそっとなくなっていることもザラでした。
夫が外国へ単身赴任して女子供だけの時に、廃品回収などといった怪しい人達が、直接家のドアまでやってきて夜にチャイムを鳴らしたりすることもあり、誰でもが敷地内に入ってくる環境に恐怖すら覚えていました。
そんな時、ハウスメーカの営業マンが営業に来られ、治安の話をしたところ、その方のお住まいの地域ではそんなことは一切ないということを熱く語ってくれました。
更地の状態だったのですが、一度見に行ったとき、ほどほどの田舎感にホッとし、夫に話して購入を決めました。
こだわりや注意したポイント
「幽霊は外、氏神様はうち」幽霊は家族そろって幽霊が怖いので、いわくつきでないか、その敷地は過去どういう状態だったのかということがとても気になりました。
家というよりも土地が気になって仕方ありませんでした。
営業マンの方が、この敷地の元持ち主が更地の隣に住んでいると教えてくれ、偶然その場でお見掛けし、これまた気さくな方たちだったので、直接土地について伺いました。
災害マップなどを参考にしていたため、水没や過去の震災で地割れなどなかった場所であることは確認済みでしたが、幽霊だけは外せなかったのです。
幸いそこは林だったということで、安心してこの地に決めました。
すぐに神社庁に氏神様を問い合わせ、氏神様がどこにあるのかも確認し、胸をなでおろしました。
後悔?もう少しこうすればよかった事
「こんなの育つの?」家の周りには、設計図通りの様々な種類の木が植わっており、素敵な外構でした。
ところが住み始めて1年が経ったころ、外構の楓の木が黒くなっていることに気付きました。
よく見たところ、アブラムシの集合体でした。
どれだけ薬をまいても、数週間後にはまた同じ状態でした。
秋の落ち葉掃除も大変だったのでハウスメーカーに連絡し、引っこ抜いてもらいました。
南側にはコニファーが3本植わっていました。
それはぐんぐん育ち、3年経つころには3mを超えてしまいました。
とても手に負えず、カットをシルバーセンターにお願いしたところ、見積もりが信じられないくらい高い。
しかも他の業者と同じく木の高さで値段が決まるとのことで、結局断念しました。
他の得たいのしれない木は、枝が道路に飛び出し、その都度大きなハサミで切っています。
家はもちろん大事ですが、それを彩る外構を侮るのは危険です。
更地の状態で木をもっと減らす注文をつけておけば良かったです。
建売・ 一軒家の購入を検討中の方へ
「精神衛生を侮ることなかれ」外構の木は大きくなることを想定し、最初から植わる予定であるのであれば、落葉樹は落ち葉拾いが大変、常緑樹はカットが困難なことを頭に入れておけば良いと思います。
家に関しては、毎年水没するところや、地盤が弱いのかどうか、過去そこに何があったのかどうか、今ではネットで簡単に調べることが可能です。
こういうものは直接メンタルに響いてきますので、精神衛生に特に気を配った方が良いと思います。
住み替えはもちろんできますが、せっかく夢見た一戸建てです。
精神を蝕む要素は最初から排除することは可能です。
そこは徹底しましょう。
なので家の雨漏り、傾きは論外です。
長期保証の家を買い、数年ごとの点検に立ち会うのは面倒ですが、安心して住むことができます。